というわけで、今回は
『花咲くまにまに』フルコン
感想&総評まとめ
をお届けします!
↓↓この記事は【こんなあなたに】向いています↓↓
1.花まに総評
フルコンした上で、ゲーム全体の評価、ストーリーに関する評価と個人的な考察をお届けします!
めっちゃくちゃ楽しかったし、エロめスチルもあった花まに。歴史ものとしては一押しレベルですが、「あともうちょい!」と思うところもありました。
歴史ものとしては「惜しい」
というのが本音です。なぜそう思ったのかをお伝えします。
1-1.歴史ものとしては【惜しい】
ゲーム全体の評価としては「惜しい良作」ですね。あともう一息で★5。
★4.6ぐらい(細かい)
理由としては、
- 歴史関係は説明がほとんどない
- ルートによっては歴史モノに完全に傾き、楽しめるかどうか別れてしまう。
という2点。
1.歴史関係は説明がほとんどない
花まには、攘夷、開国、長州、禁門の変…いわゆる歴史用語が多い。
歴史の出来事に関しては、わかってる人間からしたら、「あー」ってなる。
けど、幕末のこの辺って学校教育で歴史の勉強しただけだと、確実につまらないとこだと思うんですね。
起きたことが淡々と述べられてるだけだから。人名も多いし。銀魂とか、るろ剣読んでたら分かるかなあってレベル。
てーなると、高杉晋作や桂小五郎が長州とかいわれてもピンとこない可能性もありうる。
もはや「遊郭」っていう題材目当てで購入してたらアウトな気もする。まあでも、遊郭をしってるなら歴史に興味ある人が買うかな。
かといって、主人公がむちゃくちゃ歴史に詳しいのも…標準的な主人公ではないし。感情移入しにくくなる可能性が出てくる。
そうなると、歴史に関してフォローを入れてくれるキャラが欲しいけど、倉間さんがちょこっとだけその役目を果たしてくれてる…かな?
でも、和助さんと桂さんのルート入ると、主人公が独白で解説してくれるものの、プレイヤーが完全に理解…までは難しい気もする。
ただ、この「歴史関係の説明がない」というのは、いい方向にも、悪い方向にもいくんですよね。
いい方向としては、歴史のこと知らなくても作品は楽しめる。悪い方向としては、しっかり話を理解したい人は置いてけぼり感を食らう。ってところですね。
このあたりは推理小説を流れに任せて読む人と、推理しながら読む人の違い…みたいになるかな(笑)
2.ルートによっては歴史モノに完全に傾き、楽しめるかどうか別れてしまう。
次に、和助さんと桂さんルートは歴史ものに傾くっていうこと。
「倒幕」に関してどこまでイメージができるか。
主人公もあくまで「和助さんや桂さんの手伝いをしたい」っていうことで、首は突っ込むけど、倒幕自体には思い入れがないから、細かな説明もない。
だから、プレイヤーが「倒幕」に関係することで置いてけぼりを感じないのかなーと思う。
私は個人的にこのあたり大好きなので(笑)尊攘派がどうとか言われても「燃える!!」と思ってましたが(笑)
てことで共通でもう少し、時代背景説明がうまいこと盛り込まれてたら文句なし。
個人的にはクリスマスイベント削ってもいいと思うから、大尽から聞ける話で、幕末の中でも、どんな情況なのかをしれたら良かったと思う。
外国がどれだけ入り込んできてて、幕府に敵対するように長州藩が動きを見せていて、同じく薩摩も独自の財源があって武器購入とかバンバンしてて、幕府にとっては結構やっかい…みたいな。
そういう予備知識があるだけでだいぶ違うはず。
そしたら和助さん、桂さんルートでも存分に楽しめるし。
辰はともかく、タカラルートも倒幕関わってくるから深く楽しめると思う。
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1-2.伏線回収のタイミングとその評価
プレイ中は、複雑な設定の紐解きのための伏線が、物語の中で長いこと放置されてて、それが気になってしまいましたね。
タカラたち兄妹の設定もだし、和助たちの事情もだけど、もうちょっとうまく……バラすというか、主人公にみせてほしかったなあ、とも。
共通√がここ(タカラたちと兄妹設定&万珠屋は倒幕派集まり)までだから、これ以上丁寧にすると、共通√で離脱する恐れが高くなるけどね(笑)
プレイ後は、ルート進めてくと共通√で放置だった伏線について分かるようになるから、これはこれでいいバラし方だった…と思い直しましたが。
一応、楓さんの正体についてはどの子でも触れてくれるし。
1-3.『花咲くまにまに』の意味と、花まにの本命ルート
「まにまに」は「~のままに」「~の思う通りに」という意味。
なので、ここまでは「花が咲くままに」「花が咲く、その思いの通りに」といった感じですかね。
で、このあとに言葉を続けるとしたら…「生きろ」かな、と個人的には解釈しています。
花まにの子たちって、何かしら強い志を持ってる子が多いです。特に、歴史モノ組の和助さん、桂さん。あとは復讐に燃える辰。
で、私は【花まにフルコン&感想~白玖(桂)・和助編~】の記事では「桂さんが本命ルートか?」とか書いてますが。
「花咲く」の部分に注目すると、和助さんだろうなと思います(まあ、パッケージの中心なので分かってるわい、って感じですがw)
和助さんのルートで『梅の花のように生きたい』っていう話が出てくるんですよね。
春をつれてきて、散っていく梅。
和助さんはその梅に憧れすら覚える、と。(主人公は和助さんがどこか遠くへ行ってしまうようで寂しいと言っていましたが)
まさに、和助さんは梅の花のように「日本」という国の土台作りの先頭を突っ走って、散っていくわけです。
皆をひっぱって、まとめて、日本を変えて。明治に入ってからは、桂さんや同じ長州の伊藤や井上が引っ張っていきます。
なので、『花咲くまにまに』とはまさに「和助さんの生き方そのもの」だったんじゃないだろうかと。
と、和助さん好きで和助さん贔屓の私は思うわけです(笑)
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2.まとめ
以上!花まにの全体的な感想と評価でした。
結論としては
【総評】
歴史ものとしては惜しい
ってところですね。
でも、乙女ゲーとしては、作品の世界に入り込めるし、その分、現実逃避もできるし。
申し分なし!!!
気になったあなたはぜひ!
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では、ここまでお読み頂きありがとうございました。
他の記事でお会いできることを楽しみにしています♪
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