あなたはゲームにおける「液晶問題」をご存知でしょうか。
乙女ゲーをいくつかプレイしたことがある乙女なら、誰しもぶち当たったことがあると思います。
液晶問題とは、乙女ゲーしていて
[voice icon=”http://otomechannel.com/wp-content/uploads/2017/02/otome_girl4_L.jpg” alt=”” width=”150″ height=”150″ type=”l line”]おのれ、液晶!邪魔だ、そこをどけ!! [/chat]
と、画面の向こうに行けないことを恨み、妬み、一方で向こう側が輝いて見え、ついつい液晶に手を伸ばしてしまい、コツンと現実に当たってしまい、絶望を覚える……由々しき問題です。
旦那様が一番大きく出てるなんて、、
画面邪魔過ぎるそっちの世界に行きたい pic.twitter.com/BktNPWoSSk— ユカリン@8/25日カルライシネライ (@rikuyome) 2017年8月22日
流星隊すき…苦しい…守沢千秋に会いたい…
[結論] はい、邪魔~。液晶邪魔~
— ラノゲス@♘固定ツイ♞ (@ranogesu12) 2017年8月14日
SNSなどでもよく「乙女たちの叫び」を目にします。
私も何度「この向こうに行くにはどうしたらいいんだ」と考えたことか。
現実が嫌で、画面の向こうの子に会いたくて涙した日もあります。
しかし!!
もう涙せずともいいのです。
なんと、
液晶を突破して、
大好きなあの人に会える未来
が待っているんです!
そうお思いのあなたに贈る、今回の記事は…
VR×乙女ゲーの新世界
です。
[aside type=”normal”]乙女ゲーム(乙女ゲー、乙ゲーとも)とは
女性主人公が男性キャラクターと恋愛をする、女性向けゲームのこと。
幅広い年齢層に人気で、特に手軽にプレイできるスマホの乙女ゲーが人気。[/aside]
[aside type=”normal”]VRとは
virtual reality(ヴァーチャルリアリティ)の略。
専用のメガネを装着することで自分の周り、360度全てが映像の世界になる。
2017年現在、ゲーム用としてはPlaystationVRが発売されている
[/aside]
1. VRが実現する未来
上に記した様に、VRは専用のメガネを装着することで360度すべてが映像世界に囲まれた世界が見られる代物。
例えば、リゾート地の映像もVRを通すと目の前には海、下を見れば足元には砂浜、振り返ればコテージ、見上げればどこまでも続く真っ青な空…そんな情景を見ることができます。
下にyoutubeのVR動画を貼っておきますので、体験してみてください。
※スマホの場合はyoutubeアプリで見ると360度見れます。画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色見れます。
※youtubeアプリでのVR動画を見る詳しい方法はこちら
自分がそこにいるみたいな感じがするぜ。
つまり、VRを使って乙女ゲーをやれば、その舞台が360度見渡せるというわけです。
例えば、学園モノなら教室の前だけでなく、後ろにあるクラス掲示板や、脇にある窓、天井、消しゴムが転がる床……全てが見えるんです。
あんスタのに~ちゃん先輩やちーちゃん先輩、日々樹先輩がいる賑やかな教室、司くんとチェスができるガーデンテラス、鉄虎と鬼龍先輩がいる道場、トリスタのみんが練習しているダンス室、軽音部の壁が壊れそうな部室・・・!!
異世界ファンタジーなら、とある街の店で話しているときに後ろを振り返れば店の入り口が見えるし、左右の壁の掲示物や、よく磨かれた木の床、暖かい電気が灯る天井……
それらをあなたが実際に上を向いたり横を向いたりすることで、見ることができます。
どうですか?
お気に入りのゲームで想像してみてください。
ワクワクしませんか?
それぐらいであれば、すでにVR対応のゲームで体験することができます。
さて、このVRが乙女ゲーに導入されることで、プレイヤーにどんなことが起こるんでしょうか?
2. メガネをかけるとそこは画面の向こうでした
VRで乙女ゲーをプレイしたら起こること。
それは……
- 世界に入り込める
- キャラクターと感覚を共有できる
この2つ。
どういうことか?
1つひとつ、みていきましょう。
2-1.世界に入り込める
まずは、その世界にたっぷりとひたれるということ。
学園モノ、時代トリップもの、異世界もの…。
どんな世界であれ、メガネをかければ360度そこにはそのゲームの世界が広がっているのです。
あなたの好きな乙女ゲーを思い浮かべてください。
メインの舞台はどこでしたか?
学校?街中?洋館?
VRは、あなたをその世界へ連れて行ってくれます。
冷たい風が吹いている、雨が降っている、日差しが照りつけている…そんなことも含めて世界に入り込めるようになるかも!
2-2. 感覚を共有できる
実は、VRの技術はすでに映像…視覚だけでなく「触覚」にも影響を与える程になっています。
最新の技術を駆使すれば……
- キャラクターに触れることができる
- キスやぎゅっとされる感覚を味わえる
こんなことが可能!!
もはや液晶がないのと同じ!!!
あの子達に触り、触られしたら戻ってこれなくなる乙女続出!!
では、もう少し詳しくお伝えします。
2-2-1.あの子の肌はどれだけ柔らかいの?触ることができる技術
例えば、「モノに触れる」感覚については以下のような記事があります。
【VRの世界で物を触る・掴む感覚がリアルに VR外骨格グローブ「Dexmo」】
PS4のモーションコントローラーなどVRの世界に自分の手の動きを反映させるツールはあるものの、今回の「Dexmo」はそれらとは一線を画す。
物を触った感覚をこちらに伝えてくれる可変剛性力フィードバックがあるからだ。
さらに、別の記事ではグローブのようなものを装着せずとも触った感覚が味わえるモノが開発されたと書いてあります。
【英国ウルトラハプティクス社 “触れるVR”デモの発表】
この度、ウルトラハプティクス社は新しいバーチャルリアリティ(VR)デモを発表しました。
このデモではHTC VIVE™ヘッドセットを使用し、グローブやコントローラーなど特殊アクセサリーの着用を必要とせず、超音波を用いてブロックを触る・掴む・投げる・手の上で転がす触感を得ることが可能です。
2-2-2. キススチルが待ち遠しい!?触れられる感触
「触られる」技術は今はこんなことに使われています。
【女子高生に扮し「痴漢」をリアル体験 異色VR登場、開発者のねらいは】
痴漢被害に遭う女性や加害者の男性などの役柄を、モーションキャプチャー技術を利用したリアルなVR世界で体験できるコンテンツだ。開発リーダーの金春根(きむ・はるね)さんは取材に、「異性との相互理解や犯罪抑止にも使用できるツールになった」と話す。
〜中略〜
この「痴漢VR」を開発した金さんは19日のJ-CASTニュースの取材に対し、イベントで実際にコンテンツを体験した男性の多くは、
「痴漢に体を触られる嫌悪感や不快感は新感覚だった」
と驚いていたと話す。
痴漢被害抑制のために開発された「触られる感覚がわかる」技術。
電車通勤などで触られたことがある乙女たちもたくさんいるので、あの感覚を思い出すと「気持ち悪い」以外の何ものでもないのですが……
これを乙女ゲームに応用するとどうでしょうか。
ゲームをすすめ、親密になってきたところで手を繋いだり、ハグをされたり…と言った感覚が得られるのでは!?
しかし、ゆくゆくはそういう「触る役の機械(もちろん小型)同梱パック」が発売されると思ってるよ!!
さて、以上2つを組み合わせると…
- キャラクターに触れることができる
- キスやぎゅっとされる感覚を味わえる
つまり!
液晶はなくなった!
目の前に大好きなあの子がいるのと同じ!!
あんスタの泉先輩、朔間先輩、鉄虎くん、大神・・・
遙か3の将臣くんやヒノエ・・・
うたプリの翔ちゃんや、カミュ様・・・
とうらぶの長谷部や薬研・・・
我々はついに画面の向こう側にいけるようになるのです…尊い。
3. VR乙女ゲーならこんなのが欲しい
では、視覚だけではなく、触覚、さらには嗅覚なども感じられるようになった未来の乙女ゲームを妄想してみましょう。
- 現代モノ
- 時代・歴史モノ
- 異世界ファンタジーモノ
以上の3つでイメージしてみましょう。
3-1. 若かりし頃を、未来を体験できる【現代モノ】
乙女ゲームの主人公は大抵が高校生。
と、なるとプレイヤーの年齢によっては「過去」をもう一度やり直す気分にひたれるのではないでしょうか?
リアルではだめだったけど、ゲームなら!
触覚なども全て再現されるわけですから、そこには高校生になった自分がいます。
自分が40代、50代…いくつであっても関係ありません。
だってそこはヴァーチャルの世界だから!
(動いて後日筋肉痛とかはあるかも知れませんが)
男の子たちも女子高生として扱ってくれるし、女子高生生活を満喫できます。
授業をうけたり、放課後男の子と帰ったり、部活を一緒に頑張ったり。
青春をリプレイ!!
リアルの高校生活が充実してたなら、「もう一つの人生」を味わうことになりますね。
一方、高校生より若い乙女がプレイすれば、夢の高校生活を一足先に体験できるわけです。
小中学校も楽しいけど、やっぱり高校生活は一味違いますからね!
3-2. 戦国はちょっとキツイ【時代・歴史モノ】
戦国だけでなく、人の生死が頻繁に襲い掛かってくる時代だと辛いかもしれませんね…。
ただ、時代モノをプレイする乙女なら少なからずその時代、歴史に興味があるとは思うので「過去」を体験できる楽しさのほうが勝るのではないでしょうか。
3-3. ゲームだからこそ!【異世界ファンタジー】
やはりゲームならでは!
異世界ファンタジーはぜひプレイしてみたいところ。
過去を直接知らない私達にとって、時代モノも十分ファンタジー感はありますが。
異世界となると、建物や服装、小物、食べ物…全て違ってきます。
例えばワンドオブフォーチュンのような乙女ゲーム。
学園の石造りの感じや、中庭の緑広がる空間、周りを囲う回廊……まるでヨーロッパの古城や古い教会に迷い込んだかのような景色が広がっています。
しかし、ヨーロッパでそれらの景色に出会ってもキャラクターたちが実際にそこで生活している様子は見ることができません。
やはりゲームであればこそ、そこで生きているみんなと同じ空間にいられるというのが醍醐味!
外や街に出ればさらに世界も広がる!
そこまでいくと、ゲームやめてリアルに戻ってきたときに、現代に違和感を感じてしまう気もする(笑)
4. まとめ
今回は「VR×乙女ゲー」についてお届けしました!
VRを通して、
液晶の向こう側へ行くことができる!
というお話でしたが…少しおさらいしておきましょう。
現在VRは以下、3つのことが可能でした。
- 視界すべてをゲーム世界にすることができる
- モノに触れることができる
- さらに触れられる経験もできる
それらを乙女ゲーに応用すると、こんなことが可能に!
- キャラクターに触れることができる
- キスやぎゅっとされる感覚を味わえる
つまり!
液晶はなくなった!!
画面の向こう側にいける!!
と、いえる時がくるのではないでしょうか!
ゲームに応用されるのはまだまだ先かもしれませんが、それでも「可能性がある」というのは大きなことだと思います。
では、ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
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