年末年始はたいてい仕事の有川(@otomechan_nel)です。
さて、今回はそんな年末年始が舞台となっている「華ヤカ哉、我ガ一族 黄昏ポウラスタ」に出てくる年越しワードについて調べてみました。
題して
ポウラスタに出てくる
年籠りってなんぞや?
です。
ゲームの用語解説でもしっかり説明はしてくれていますが・・・現実の年籠りと同じなのか気になって調べてみました。
この記事は以下の2つをお伝えします。
- ゲーム内での「年籠り」の定義・様子
- 現実の「年籠り」とは?元日詣とは違う?
※この記事はゲーム内の用語・様子とweb上の情報に基づいて書いています。
1.ゲーム内での「年籠り」の定義・様子
では、まずは「華ヤカ哉、我ガ一族 黄昏ポウラスタ」に出てくる歳籠りの様子や、言葉の定義を確認してみましょう。
1-1.用語集で確認する
ゲーム内に用語集があるので、それを見てみます。
ざっと要点だけまとめると以下のようなことが書いてあります。
- 大晦日の夜から元旦の朝にかけて、神社や寺院に籠り年神様をお迎えする。
- やがて除夜詣と元日詣と呼ばれるようになる。
まずは、宮ノ杜の兄弟たちがどんな年籠りを過ごしてるかちょっとみておこうぜ。
1-2.ルート内での年籠りの様子(抜粋)
基本、兄弟たちは12月31日の夜から母親たちと一緒に湯白村にある神社に出かけ、そこで「歳籠り」を行っています。
芦田酒造の店主が持ってきたお酒を吞んだり何か食べたりしながら、年が明けるのを待ちます。
俺もテレビ見てこたつでだらだらしちゃうけどさ、昔からそんな感じだったんかな。
ただ、大正時代よりも前…明治以前は年中行事としてもっと意味あるものみたいだけどね。
2.現実の「年籠り」とは?
ここからは
- 歳籠り
- 元日詣・初詣
この2つに関して、どんな歴史があるのか見ていきます。
2-1.歳籠りとは?
では、そもそも歳籠りとはなんなのか?ゲームの用語解説にあることは現実でも真実なのでしょうか。
初詣とは、その年はじめて神社仏閣へ参り、新年の無病息災や平安無事などを祈ることで、元旦早朝から行われることが一般的です。
時計がまだなかった昔は、日が暮れる頃が一日の終わりであったので、日が暮れた夕方からが一日の始まりとされていました。
よって、大晦日の夕方からがお正月だったのです。
その大晦日から元旦の朝にかけて、家長(かちょう:家を代表する者)がその土地の氏神様をまつった神社に泊まり込み、夜通しその年の豊作や家内安全などを祈願しました。
これを「年籠り(としごもり)」といいます。
しかも、家を代表する人が行ってたってことは、華ヤカだったら正だけが行く…とかってなるんだな。玄一郎は行けないだろうし。
ゲームでは兄弟たちと母親たちみんなで行ってたな。
12月31日に行くのが「除夜詣」、1月1日に行くのが「元日詣」っていうふうにね。
元々は「年籠り」と言い、家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の社に籠る習慣でした。
やがて年籠りは、大晦日の夜の 「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」との2つに分かれ、元日詣が今日の初詣の原形となったと言われています。
現在でも、除夜に一度氏神様に参拝して一旦家に帰り、元旦になって再び参拝するという地方があります。
従来は氏神様またはその年の恵方の方角の社寺に詣でること(恵方詣り)が多かったですが、近年では氏神様やそれとは関係なく有名な寺社へ参る人も多くなってい ます。
神社側も年越しの間ずっと人がいるっていうのが、大変だったんかな。
でも、今でも「二年参り」っていって31日から1日にかけてずっといるっていう人もいるから、年籠り自体はちょっとずつ形を変えて今も続いてるってことかしらね。
2-2.元日詣が初詣に
華ヤカの中だと、年籠りと除夜詣・元日詣と全てをやっているような印象です。
が、年籠り自体が元日まで神社にいることなのでかぶってるような気もしますが…一応、兄弟たちは一旦別荘(家)に帰ってきていますね。
で、朝からまた神社に行ってるようでした。
そして、この元日詣は時間を経るにつれ「初詣」として今の形に変わっていきます。
なので、ゲーム内で言っている元日詣はイコール初詣と解釈して間違いなさそうです。
大正時代は明治時代とはまた違った形で、特に民俗学的なところで移り変わりが激しかった時代だもの。
特に、華ヤカは恋愛や結婚観については、よくまとめてあると思う!
3.結論
以上、
ポウラスタに出てくる
年籠りってなんぞや?
をお送りしました。
結論としては…
- 年籠りとは31日夜から1日にかけて神社に籠り、年神様をお迎えすること。
と、いうことでした。
そして、華ヤカでは年籠りもしつつ、元日詣も行っています。
大正なのでそういった行事の過度期として捉えることもできますね。
他の記事でお会いしましょう!
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