クソゲーキラーの有川(@otomechan_nel)です。
最近の乙女ゲームはできが良いのはすごいいいから、ギャップがあってw
さて、そんなわけで「Amazonで低評価ゲームを片っ端からプレイするぞ企画 第2段」
BELIEVER!(ビリーバー!)
トロコンしたから感想&クソゲーポイント徹底解説
をお届けします。
この記事では、
- ビリーバー!の概要
- ビリーバー!のココがいい
- クソゲーポイントと改善案
- 各キャラルート感想
の4つをお届けします!
全体的にネタバレ状態でお届けします。
「これからプレイするかも…」っていうあなたはお気をつけください。
気になる項目があれば、目次から飛んでくれよな!
[aside type=”normal”]※ちなみに、「Amazonで低評価ゲームを片っ端からプレイするぞ企画 第1段」はこちら↓↓
[/aside]
0.ビリーバー!ってどんなゲーム?
まずはビリーバー!のゲーム内容をさらっと確認しておきましょう。
「興味ねえ_(┐「ε:)_」、っていう人はすっ飛ばしてください。
しかし!
ストーリーを抑えておくだけでも、このあとの「クソゲー要素」への理解が深まるので、ストーリーだけは目を通しておくといいかも。
…と、思ったけど、公式のキャラページのプロフがなかなか面白かったので、時間ある方はそのまま下へスクロールしてください。引用紹介しました。
言い回しというか、厨二病な肩書も面白い。
0-1.ストーリー
「1000年に一度、異世界の扉が開かれ、異形の者たちが現れん。
されど、世界が危機に瀕す時、伝説の神子と神子の守護者によって救われん――」
数千年の歴史の中で受け継がれてきた言い伝えの通り、
突如、異世界の扉が開かれ、
異形の者たちが平穏な日々を過ごしていた高校生たちの元に現れる。
高校生たちは神子と神子の守護者の運命に従い、
世界を救う為、戦うことを決意する。
0-2.キャラ・声優
主人公(神子)・攻略キャラ(守護者5人)・敵キャラ(四天王+マッド+魔王)の計12人を紹介します。
肩書の厨二っぽさに注目です<●><●>カッ
0-2-1.伝説の神子:園崎みあ(主人公)
声優:ボイス無し
プロフ:17歳・高校2年
普通の女子高生。 自分が「神子」であることなど、つゆほども思っていない。
子供の頃に両親を亡くし、幼馴染の舞川臣の家に引き取られている。
主人公の家に代々伝わるペンダントを身につけている。
また、幼い頃に母親からとある書を受け継いでいるものの、その後すぐに母親(両親)が亡くなってしまったため、書が何をするためのものなのか、何のために継承したのか知らずにいる。
性格は、何事にも真っ直ぐで、人を気遣える優しい心を持っている。
これ、共通ルートで名言されてたっけ…?w
0-2-2.神代 海(かみしろ かい)
宿命のために生きる 熱血騎士(ナイト)
声優:斉藤壮馬
プロフ:17歳 高校2年
わんぱくであり、適度に情熱的、少年の心を忘れていないという、ヒーロー的キャラクター。
愛情も友情も常に一途で相手を裏切ることはない。思ったら、すぐ行動。裏表がなく駆け引きをしない。真っ直ぐな分、思考回路が単純。
幼い頃から神子を守ることが使命だと言われ、育ってきた。その為、他の守護者よりも神子を守るということを重く受けとめている。
【もう一人の自分】
守護者として神子を守るため戦いに身を投じるようになり、もう一人の自分の存在を感じるように なる。その存在は、これまでの自分とは違う一面を持っており、その原因は戦うことにあるようで・・・・・・
0-2-3.勅使河原 錬(てしがわら れん)
運命に抗う孤高の 銃皇帝(カイザー)
声優:石川界人
プロフ:18歳 高校3年
インテリだが、真面目一辺倒でなく、エロさも持ち合わせている。
もちろん学年トップの学力。 理論的に行動しているが、傍から見ていると考えていることがよくわからない。
普段はクールで、気を許すまでは上からな態度で接するが、気を許した相手には、たまらなく優しい笑顔を見せる。
【越えたい壁】
神子を守るという宿命を背負いながらも、闘うことに消極的なのか、構えた銃の引き金を引くことができずにいる。その理由は幼少時代のある出来事に関係しているらしいが……。
「エロさも持ち合わせている」って、プロフに書くこと?w
0-2-4.舞川 臣(まいかわ おみ)
最強の男(ベルセルク)
声優:蒼井翔太
プロフ:17歳 高校2年
主人公の幼馴染。
主人公の両親が亡くなってからは、主人公と一緒に暮らしている。 主人公第一主義で、彼女に害をなそうとする人間には厳しく当たる。
見た目は可愛いが、とにかく強い。 外見とは反対に性格は男らしく、一本芯が通っている。
女の子がしてもらった嬉しい細やかな気配りをすることが出来る。 パンケーキとマカロンをこよなく愛している。
【復讐】
異世界の扉が開いた期を同じく、両親が行方不明になる。異形の者に連れ去られたことを知った臣は、自ら異界へと赴くが……。
ゲーム中、確かに強いっぽい感じはあったけど、そこまで最強って感じしなかったのはなぜだ…?
0-2-5.高梨 響(たかなし きょう)
姿なき声を聴く 一途射手(スナイパー)
声優:鈴木裕斗
プロフ:16歳 高校1年
見た目は草食、中身は肉食・・・だが、女性になれておらず、非常にシャイ。他の守護者よりも年下ながら、真面目でしっかり者。 心の中には熱いものを持っているが、それを表に出すことはない。
クールな方が大人っぽく見えると思っている節がある。 主人公に男として認めてもらいたいが、どうすれば良いのかわからず、戸惑っている。
【謎の声】
数ヶ月前から、自分にしか聞こえない謎の声に悩まされていた。その声はいつも自分に話しかけてくる。一体、何の声なのか、彼にはさっぱりわからなかった。
異世界への扉が開かれたことにより、謎の声をはっきりと認識するようになるが・・・。
でも、そこが可愛いんだよ、響くんは!
0-2-6.伊波 遊(いなみ ゆう)
哀しきさだめを背負う 愛の仕置人(パニッシャー)
声優:梅原裕一郎
プロフ:18歳 高校3年
女の子を口説くのが趣味。 基本、女の子に優しいため、校内の女子達に人気がある。
普段はナンパな性格だが、本気になった女の子には一途。 また、やる時はやる為、仲間からの信頼は厚い。
自信家ではあるが、生い立ちが複雑なため、自分が自分を認めてやることで、精神的なバランスを保っている。
【自分の存在】
複雑な生い立ちを持ち、そのことは決して知られてはならないものであると考え、自分の存在に引け目を感じている。その生まれには異形のものが関係しているようで……
遊先輩は割と重い過去持ってて、プロフ通りな人です。
0-2-7.スクエット
(画像左)
血に魅入られし 狂戦士(マッドマスター)
声優:森久保祥太郎
プロフ:
四天王の一人で、サーベルを武器に襲い掛かる。
血の気が多く、すぐに戦いを挑んでくるバトルマニア。
頭で考えるより、即行動のタイプ。良い時もあるが、まずい時のことの方が多い。
エッフェナートを尊敬しており、忠誠を誓っている。エッフェナートの為なら、自分の命も惜しくないと考えている。神代海とは、なにやら因縁があるようだが・・・。
エッフェナートを尊敬してるのはわかったんだけど、なんでそうなったかが分からなかったからなー…。
0-2-8.マッカーラ
(画像右)
眉美秀麗な 毒薔薇(ドラッグクィーン)
声優:岸尾だいすけ
プロフ:
四天王の一人で、鉄扇を武器に襲い掛かる。
惚れ惚れするほどの美しい容姿だが、こう見えて「男」である。
言葉使いも含め、根っからの”オネエ”キャラ。
頭の回転が速く、鋭い観察力を持つ。その為、人の心の機微に敏感。
心と身体の違いに悩んでおり、自分を常に抑圧している。勅使河原錬を一目で気にってしまうのだが・・・。
オネエキャラでは安定の岸尾さんです。ノリッノリです(*´∀`*)
0-2-9.クレイシス
(画像左)
深き情念を持つ 古強者(バトルマスター)
声優:中井和哉
プロフ:
四天王の一人で、シャムシールを武器に襲い掛かる。
男らしい態度をみせるも、何事にも適当で大雑把。
体力には自信があるが、小難しいことは苦手。
戦い方のメインは武器での攻撃だが、蹴りなどの肉弾戦も得意とする。
異世界の扉が開いてすぐ、舞川臣の両親を連れ去る。そして臣もクレイシスの標的となるのだが・・・。
古強者っていう肩書ならもっと戦略家でも良かったと思うけどなあ。
0-2-10.ルイード
(画像右)
怜悧狡猾な 魔術師(マジックマスター)
声優:鈴村健一
プロフ:
四天王の一人で、ロッドによる魔術で襲い掛かる。
常に冷静で、とっさの判断に優れている。
物腰が柔らかく、常に敬語で喋るため、執事を彷彿とさせる。
戦闘魔術を得意とするが、魔術師ということもあり、運動神経は四天王の中で一番低い。
神子探しも、四天王の役目というよりは、エッフェナートの役に立ちたいという思いが強い。高梨響に、とある魔術をかけているようで・・・。
運動神経弱いのは容易に想像できるけど、あんまその設定は生かされてなかったなー。
0-2-11.マッド
忘我の 狂科学者(クレイジーアーティスト)
声優:津田健次郎
プロフ:
四天王の地位を捨て、一人で行動している王の側近。
研究が第一であり、それ以外のことには一切興味がない、狂った研究者。
世界征服すらどうでもよく、王や四天王たちとは、根本的に思想が異なる。性格は頑固で自己中心的。
戦いにも興味はなく、自ら進んで戦うことはしない。戦闘になっても、異形の者たちに任せて、自分は見守るか、逃げ出す。
千年前の封印の際、一人だけ異世界から逃げ封印を免れている。
これまで、モグリの医者として主人公たちのいる世界に溶け込んで暮らしていた。なぜか、伊波遊のことを知っているようで・・・。
なにより、津田さんのセリフの読み方がすっごい良かった!!!マッドのキャラを完成させていた。
0-2-12.エッフェナート
麗しき 暗黒の巨魁(ザ・オリジン)
声優:子安武人
プロフ:
異世界を統べる王。
自分に従わない者には容赦なく冷酷。
千年の封印から解かれ、主人公たちの住む世界を支配し、全世界の王になろうと目論む。周りの者を巻き込むほどの発言力と力を兼ね備えており、四天王やマッドから慕われている。
魔術と剣を武器としているが、他にどのような能力を持ち、戦うかは不明。力が強大であるが故か、先代の神子と守護者たちは完全に倒すことができず、封印するにとどまっている。
オリジナルだったってこと??すべての始まり的な意味で??
注目すべきは!!声優さんが子安さんってことですよねー!!!いやあ、かっこいい。
と、いうことでキャラ紹介でした。キャラページのURLが、攻略キャラはちゃんと「kai」とか「ren」って名前がついてるのに、敵キャラになった途端「sub1」「sub2」っていう表記になり始めてワロタw
ゲームを終えて、改めてキャラページ拝見しましたが…割とネタバレじゃね?っていうところもあって楽しかったです(笑)制服のズボンが意外とピッチピチで革ズボンかな?っていう。
では、次はシステム面を紹介して、ビリーバー!概要説明の終わりとします。
0-3.進め方・システム・ハード
ビリーバー!はAVG…所謂ノベルゲーです。
選択肢はありますが、個別ルート制なので、それによりHAPPYエンドかBADエンドかが分かれるだけです。
スキップシステムは素晴らしいです。
ログから戻ることもできるし、スティックで次の選択肢かチャプターまで飛べるので周回プレイもサクサクです。
対応ハードはPSvita。
次はいよいよ、総評をお届けします。
1.総評<素材は良いのに調理の仕方を間違えた>
素材は良かったと思うんですよ。
ありきたりといえば、ありきたりだったかもしれないけど、それを集めたのって、あんまりなかったので。
- 現代の高校生。
- そして、神子と守護者。
- 詠唱で武器を出して、敵と戦う。
- 個別ルートではそれぞの葛藤があって、それを乗り越えていきつつ、神子との絆も深める。
- 世界が平和になった時、大切な人が隣りにいる。
…っていうね。
詠唱で武器を出すとか厨二病どっぷりだけど、好きですよ(笑)カッコイイじゃん、詠唱。
一人ひとり詠唱の前半は違う文言だったし。
しかし!!
それでもビリーバー!が低評価になってる原因は色々ありますが、大きく分けて2つ。
- 共通ルートが短すぎて、世界に入れない圧倒的置いてけぼり展開
- キャラ・設定・世界観の掘り下げが足りない
一つずつ語らせてください。
1-1.共通ルート短すぎる
まず、①の共通ルートの短さ
章でいうと、1章分しかありません。プレイ時間でいうと30分程度。
登校する→攻略対象全員と会う→敵が現れる→個別ルートへ…
という流れでした。
これで、このゲームの壮大な世界観
「1000年に一度、異世界の扉が開かれ、異形の者たちが現れん。
されど、世界が危機に瀕す時、伝説の神子と神子の守護者によって救われん――」
これをどうやって感じろと!?ヽ(`Д´)ノプンプン
- 世界が危機に瀕する様子も全く無く。(普通に高校生活送ってるだけだし)
- いきなり神子になり
- いきなり守護者が現れて(攻略対象だちだったけど)
- いきなり敵(異形の者という雑魚キャラと、四天王)が現れて
- 「お前は神子だから魔王を封印するんだぜ!」って言われ。
なんのこってすか(´゚д゚`)
っていうww
いや、ゲームしまくってる人はね、「あーはいはい」みたいに飲み込めるけど。プレイしなれてなかったり、クソゲー免疫ない人は「はい?」って思うよ(笑)
で、私が考えたのは「現代高校生が特殊能力に目覚めたり、特殊立場に目覚めるパターンの乙女ゲーム」との比較。
思いついたのが遙かなる時空の中でシリーズ。
遙かシリーズのシリーズ通して変わらないのは、「主人公が異世界(日本の過去と似た世界)にいって、神子として敵と戦う」っていうこと。
私がシリーズの中で一番好きな遙か3で考えてみますが。
遙か3は共通ルートとしての一周目(スキップなし&戦闘あり)で、5-6時間。
共通ルートのその長さは、3つの役割を持っています。
- 主人公が神子である自覚をもたせること
- プレイヤーの源平合戦の時代知識を深めること
- 遙か3世界へ誘うこと
この3つ。
(遙か3は舞台が源平合戦時代なので)
まあ、遙か3の場合はその一通り(共通ルート)の運命を変えていくっていうところが話の軸なので、余計に重きをおかれてますが。
それを差し引いても、遙かシリーズは共通ルートで初回スキップ無しで3~4時間はかかります。
それだけ、プレイヤーをゲームの世界に引き込むことに時間をかけてるわけです。
だからこそプレイヤーもゲームの世界を楽しめるし、感情移入もできるし、キャラたちに寄り添って物語を進められる。
続きが気になる!って思えるわけです。
そうなると、このビリーバーも主人公の自覚と、世界観浸透にもうちょい時間をかけてもいいと思うんですよね。共通ルート最後に個別ルートへ分岐点を持ってきて、そこから個別ルートに入れればいい話で。
特殊設定であればあるほど、共通ルートというのは大切だと思います。
なので!!٩(๑`^´๑)۶
ビリーバーの共通ルートでは、攻略対象に出会ったエピソードが過去のこととして「ぽぽーん」と紹介されてしまいますが、
みんなと出会うところから、魅せてくれればよかった
と思う。
[aside type=”normal”]🍵余談🍵
D3Pオトメ部が生み出したクソゲーに『帝国海軍恋慕情』ってのがあるんですが、多分コレと制作陣一緒ですね。
高感度上がった時の効果音とか、個別ルートへの入り方全く同じなので(笑)
で、そのゲームでもクソゲー要素として「共通ルートが短い」というものがありました。
学んでくれええええぇぇww
そして、遙かシリーズについてサクッとまとめた記事はコチラ↓↓。
【『遙かなる時空の中で』シリーズって何?全作品を10分で振り返る】
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1-2.掘り上げがなさすぎる
上記で大分語ったので、お腹いっぱいかもしれませんが(笑)
主人公自身・攻略キャラ・敵・世界観…全てに関してフルコンした後でも、分からないことがある程度には
掘り下げが少ない!!!
この分からないってのは、「語られていないから」という意味です。
FF7みたいに、複雑怪奇重厚なストーリーでよくよく考えないと分かんないぜ!ってわけではありません。
特に、一番謎なのが敵がいる「異世界」と、主人公たちがいる「現代・元の世界」の関係について。
まず、プレイヤーが与えられる異世界についての情報は
多分、ココが最初。「異世界」というワードが出てきたのは。
で、異世界に行ってから、初代の神子に教えられます。
つまり、異世界はエッフェナート…魔王を封印するために作った世界ということ。
この程度です。
そして、元の世界との関係については、
っていう。
元の世界はエッフェナート(魔王)のものだったの??で、異世界は魔王を封印するために作ったのに、統一しようとしたの???
でも、魔王が統一しようとしたのは「元の世界+異世界」。しかし、異世界は「封印のための世界」
エッフェナートが統一しようとした時、異世界は存在しないんじゃね…??
謎。
といった感じで、掘り下げが無くてよくわからん\(^o^)/現象が多々有りました。
以上、ビリーバー!の総評でした。
Amazonで「薄い」という感想が目立つのは、全て
- 共通ルートの短さ
- 掘り下げの足りなさ
が生み出した必然の感想です。
2.ビリーバー!のココがいい
さて、上で散々言いましたが、ビリーバー!のいいところもあるので、それをお伝えしておきます。
それは、4つ。
- キャラの濃さ
- BAD ENDの存在
- スチルはきれい
- 金太郎飴じゃない、完全個別ルート
2-1.キャラの濃さ
まずはキャラ!攻略対象も、敵キャラもみんな個性的。
そして何より、声優が豪華!!
敵の声優陣とか、特撮モノやプリキュアを彷彿とさせる(笑)
みんなキャラが立ってて、ワイワイと話してる様子は見てて飽きませんでした(ノ´∀`*)
んで、このあと後輩くんたちが…
っていうね!うん、微笑ましい(笑)
2-2.BAD ENDの存在
ビリーバー!はHAPPYエンドとBADエンドの2種類です。
で、BADもちゃんとスチルありまして。結構エグイエンドでもあるので、BADの存在がHAPPYを引き立ててるな、と。
普通に攻略対象死ぬからな…そのギリギリ感、どうしてストーリーの中で出してくれなかったの…!
2-3.スチルはきれい
スチルもさることながら、絵が綺麗。立ち絵も、全て。
だからこそ、これをストーリーの盛り上がりと共に見れなかったのが残念。
もっと、ストーリーに山を…!!
2-4.金太郎飴じゃない、完全個別ルート
個別ルート制なので、話は金太郎飴じゃないです。
個々人が抱える問題に立ち向かっていき、タイトル通り「信じる」ことで絆を深めていきます。
ただ、ボス戦の展開だけ金太郎飴(笑)
あっさり味方が死にまくって、
3.低評価の理由・改善策
はい、ではここから低評価の細かい理由と、その改善案を書いていきます。
ただ悪い・クソゲー・ヒドイというのは簡単だけど、言いっぱなしじゃあ性に合わないので(笑
私なりの改善案を書いておこうと思います。
低評価大きな項目は
- 設定とストーリー展開
- 演出・セリフ
の2つです。
3-1.設定とストーリー展開
① 神子と守護者
《クソゲ―要素》
- プレイヤーも主人公もおいてけぼり
- (神子設定に慣れないうちに突き進むストーリー
- (神子が神子の自覚がないまま進む
- 小さいころから守護者として修業をする様子が分からない
- 個別ルートが「別世界線」すぎる
《改善策》
- 共通ルートで神子設定と世界観に浸る時間を>参考:遙か3
- 各キャラの過去をもっと掘り下げる
- 個別ルート設定も絡めて共通ルートを展開させる
神子が神子である自覚は、個別入っても早々には芽生えず。とりあえず、「あの人を守りたい」っていう想いで、なんとか心を通わせていきます。
そして、その個別ルートでは、それぞれ攻略キャラが問題を抱えてて、それを乗り越えていくんですけど。
その「問題」が、共通ルートでは全然分からなかったので、個別ルートに入った途端に別世界線が始まってるというか。
例えば、眼鏡の先輩の錬はある理由があって、「撃てない」という問題を抱えてます。でも、これ、共通ルートだとわからないんですよ。だから、錬の個別に入って判明…というより発生する問題で。これが共通ルートで分かってれば、共通からの地続きな感じはあるんですけどね。
個別が抱えてる問題をもうちょい共通ルートで見せてくれてれば、個別に入った時にその問題がよりハッキリわかったし、乗り越えなきゃなって思うんだけどな。
②四天王と魔王
《クソゲ―要素》
- 突然現れる設定だけの「四天王」
- 設定だけ悪そうな「魔王・エッフェナート」
《改善策》
- 敵サイドの様子もみせてほしい
- なぜ四天王・魔王となったのか?掘り下げが欲しい
他のゲームとか、アニメ、漫画だとまずはシルエットで出てくるってのがオキテだろ!?という(笑)
いや、それを敢えて破ったのかもしれませんが。しかし、破ったからには従来のシルエット演出を上回る効果を出してほしいところですが。
その効果は、無い\(^o^)/
むしろマヌケっぽい…ほら、よくある「あやつは我ら四天王の中でも最弱…」みたいなのが、全員に当てはまっちゃう感じ。
で、敵がバーン!!って出てきて、守護者と対立して戦う流ればっかりだったので…個別ルートで、個々に対立してやっと敵の事情が見える。
四天王+マッドは、攻略対象一人ひとり担当がいるんですよ。
例えば、海ならスクエット。
でも、この対立図が生まれる前に、スクエットの事情とかが攻略対象みんなが知ってれば、もっと話に厚みが出たと思うんだ。
スクエットが出てきたら「海、あいつとの決着、つけるんだろ」みたいな感じで譲ってくれたりとか。ま、ゲーム内ではスクエットが海の剣を狙ってくるので勝手に対立してましたが。
そして、一番謎なのが魔王・エッフェナート。
こいつの凄さ・恐ろしさがぜんっぜん分からなかった(゚∀゚)
第二形態にまでなるのに…!!子安さんなのに…!!!
魔王って生まれたときから魔王なのかもしれないけど、でも、そうじゃないからな…エッフェナート。
この辺も含めて「敵サイド事情」をもっと見せてほしかったな。
③現世界と異世界
《クソゲ―要素》
- 現世界と異世界を結ぶ旧校舎がなぜ存在しているのか
- 突然外泊しても何も言われない状況
- そもそも異世界は魔王封印の為の世界らしい
- 異世界のMAPがてんで分からない
- 異世界の食糧事情
《改善策》
- 異世界の世界観も共通ルートで見せてくれ
異世界事情は個別に入らないと分からないので、しかもルートによってはなんの準備もなく異世界に行って、四天王と魔王をぽぽーんと倒してエンディングーみたいなのもあったからなw
一応、異世界での寝床とかご飯食べてる様子は見れるんだけど…なにか元の世界から持ってきてることもあれば、そうじゃない場合もある。
あとは、外泊しても何も言われない状況。みんな守護者の家だから、「あ、異形の者が現れたんだね」ってわかるのかな?wそのへんも描写がなくて。
一旦家に戻るっていうシーンが発生するルートもあったけど、基本、異世界への扉がある旧校舎に寝泊まりしてるからな…。学校職員、なぜ気づかない(笑)
④魔術の詠唱と名前
《クソゲ―要素》
- 浮きまくりwww 厨二病っぽい。
《改善策》
- 全ては世界観にプレイヤーが浸れていないから
なんか、このへんも「そういう世界なんだよ」っていうことが納得できるだけの時間があれば、まだ…馴染めたかもしれない
⑤ルート・プレイ時間の短さ
《概要》
- 1人2時間~2時間半(スキップ無)
- 共通1章・個別5章
- エンド2種(HAPPY/BAD)
《クソゲ―要素》
- 全体的に短すぎて世界観に(以下略
《改善策》
- 共通ルートで(以下略
3-2.演出・セリフ
前提として、このゲームはノベルゲーです。
《クソゲ―要素》
- 戦闘描写が醍醐味でもあるのに、描写が薄い
- キャラの言い回しが、そのキャラっぽくない
《改善策》
- キャラについてもっと練って、もっと文章に厚みを
が、その描写が説明的ッ…!
うーん、ノベル式の戦闘描写の限界…なのか?ノベルゲーの中でも、ビリーバー!はセリフ中心に進んでいくので、地の文がないんですよね。
だからこそ、余計に戦闘がわかりにくいというか、単調になってしまっていました。
fateほど重厚にしろとは言わないので(笑)みんなの表情や、戦い方が分かる描写だと臨場感が合ってよかったのになーと思います。
4.個別ルート感想
では、最後に個別ルートの感想をお届けします。
攻略した順に並べてます。(臣→響→遊→錬→海)
敵キャラの名前とかバンバン出てくるので、多分プレイした方じゃないと「誰??」なるのと、
おもいっそネタバレしてるので、プレイ後に読むのをオススメしまする。
4-1.ストレート幼馴染:舞川 臣
んんんんんうすいいぃ!!!!!\(^o^)/(笑)
ってことで、内容が薄すぎワロタ
神子の力が目覚めるというか、強くなるのも、全く試練がなかったし。しかも、結局魔術を使えるようになるのも、強くなるのも「守護者と心を通わせろ」=「好き同士になれ」の一点張りだったので、もはやはよくっつけや状態(笑)
臣がみんなの前で告白して来たのは、ま、よしとしよう。工エエェェ(´д`)ェェエエ工ってなったけど(笑)
臣は最初からこっちのこと好きってのわかってたし。ってかまあ、他のキャラもだけど主人公への好意が表に出過ぎてて。
かろうじて勅使河原先輩が、分かりにくいけど、どうやって好きになるのかは典型的すぎてむちゃくちゃ予想できる(笑)
臣ルート自体は、うん、BADのが生々しくて良かった。
あれで、主人公が死なないで、それを乗り越えてクレイシスと戦うならもうちょい盛り上がり方も変わったのに…
指輪の話も「盗品が市場で売られててそれを買ってしまったんだろう」っておいいいいい(笑)そりゃ、クレイシスの言う通り管理不行き届きだわさww何も言えん(笑)
アイディアは悪くないけど肉付けが全くされないで進められてる感じ…
まあ、スタッフロール見て思ったけど作成メンバーが多分普通のゲームより少ない。
他のゲームのスタッフ数の2/3くらい?1/3とまではいかないにしても、少ない。からあれだけスタッフの文字デカかったんだろうな(笑)
HAPPYエンドもアルバム見てらぶらぶしてたけど、なんつーか、薄いな…こういうイベント挟んでおけばいいんでしょ?みたいなそういう感じ……
これは正規の値段では買った人辛いわ。
4-2.健気な後輩くん:高梨 響
響くんだけ、感想メモが残ってなかったので(笑)短いです。
ルイードに操られるのは、ヨシ。
響くん自身は、ルート内で非常に可愛かったです。
主人公のことを守ろうっていう気持ちが温かかったε-(´∀`*)ホッ
つい気持ちを口走っちゃうところも可愛かったし。
しかし、彼の可愛さは他のルートのほうが際立っていた(笑)
天然というか。先輩たちにも恐れずツッコミとボケを繰り返す響は、可愛がられるし出世すると思います(笑)
4-3.意外と辛い過去持ち先輩:伊波 遊
個人的には一番良かったかも(笑)
ヤンデレ方面に行きそうで怖かったけど、遊先輩は自分に自信をつけたのでそうはなりませんでした\(^o^)/
なんかいろんなことがわかったルートでもあったので、楽しかったかなー。
てか、マッドの生き方がカッコよかった(笑)最後まで研究を追い求めて。うん、あの貫きは敵ながらあっぱれ。
遊先輩自身も、よくあるチャラ男だけど実は重たいもん抱えてますってパターンではあったけど、先輩自身が鬱々してなくて前向きだったからそこに救われたかな。
ハニーって連発されるのは流石にちょっと、疲れたけどw乙女ゲーム10年以上やってるけど、あんなに連発されたの初めてだわw茶化して言ってくる人はいても、名前の代称がハニーだもんなw
そしてまさかのバッドは死亡エンド…しかも戦闘で死ぬとかじゃないからつらすぎる……(´;ω;`)ウッ…
遊先輩はこっちのほうが印象的すぎて。
ビリーバーのバッドエンドは誰であっても辛いな…私が感情移入しすぎなだけか…
4-4.ツンデレ先輩:勅使河原 錬
神なるの弓鶴先輩的な感じかな~…って思ってたけど!!違った!!!
口では誤魔化してくるけど行動は素直なドSでした!!(笑)
ルートの話自体は、特に矛盾も感じなかったかな。説得力に欠けるとかそういうのは、さておき。
あの先輩の性格なら、動く敵が撃てないってのはなんとか子どもの頃に克服してそうだけどなあ…でも、相手が親だったからなあ…あれで、おとんが足動かなくなって、とかになってたほうがもっと説得力あったかな。
ところで、ライターさん、非合法をモグリって読ませるの好きだね(笑)遊先輩のときもだったけど。
あとは、異世界での道案内っぷりが、いくら記憶力良くても無理がある気がする。が、ビリーバーの世界観にいい感じに慣れてしまった私は「ま、そんなもんだね」と思ってプレイしてた(笑)
HAPPYエンドがあまっあまで、「これぞ乙女ゲー」みたいな展開で。相手(主人公)に「好き」って言わせたり、お仕置きと称してキスしたり。
「そうそう、これこれ。これが乙女ゲームの定番だよね」みたいな展開で安心でした(笑)甘かった(笑)
乙女ゲームをね、現実と照らし合わせて「あんなことしてくる男いねーよ(# ゚Д゚)」っていうのは野暮というか、お門違いなので。
あれは、あれで、よし。だって錬先輩が可愛かったから(笑)
マッカーラの声優が岸尾さんだったけど、ノリノリで楽しかったし(笑)オネエキャラ多いね(笑)
錬先輩のバッドは、神子消滅エンドだから、そこまで辛くなかった。ただし、ブツ切りなのが気になりすぎる(笑)あれで、あのあと錬先輩が主人公に似た女の子をみつけて声かけようとして、遊先輩に止められて…とかになってたらこれまた定番だけど見てるのは辛いね。
うん、そうね、錬先輩はいろんな意味で乙女ゲームのド定番ルートだったな。王道の安心感。
4-5.元気っ子クラスメート:神代 海
剣の秘密についてみょーーに引き延ばされた感じがあったなぁ。そこだけが残念。
プレイヤーとしては、「明らかその剣のせいじゃん」ってなってるのに、海は隠そうとするし、主人公は気づかないし(笑)なんだ、当事者的にはそんなもんなのか(笑)
なによりスクエットが元人間なのに驚いた…いや、そうなると四天王+マッドたちって何者なのって感じだけど(笑)
てか、スクエットが海の先祖と親友だった。ってこと。
あとは海ルートの甘さは…ベッドで添い寝は可愛かった。それと、海が色んなことを、つい、ストレートに言っちゃうのも可愛かったし、斎藤さんの言い方の強弱具合がすごいよくて、切ない感じがすごく伝わってくる。でも、元気なときとか慌ててるときは元気な男の子だなーって感じだし。
甘さ的には錬先輩のが上だったけど(笑)信じる信じないの話が海の場合はメインだったから、まあ、あの甘さでいいのかなと思う。
告白もストレートで非常に良かったです。素直でよろしい!!(笑)
バッドはブツ切りでしたが(笑)海が結局乗っ取られちゃうパターン。あんまり予想外な感じではなかったかな。そして、そこまで辛くもなかったな(笑)
5.まとめ
以上!
ビリーバー!感想・クソゲー要素・改善案でした!
いやあ、思ったよりも長くなってしまいました。
突っ込みどころが多くて…でも、総評で書いた「素材は良いのに調理法が悪い」っていうのは、ホントに。
もっと時間をかけて丁寧に作り込みしてもらえたら良かったなあと思います。
では、ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう♪
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